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【若手海外派遣事業】浅田拓海助教が帰国報告しました

9月18日(水)、本学の若手海外派遣事業を活用し、アメリカ合衆国へ渡航していた浅田拓海助教(もの創造系領域)が、空閑学長と船水理事・副学長に帰国報告を行いました。

浅田助教は同制度を活用し、平成30年10月から令和元年8月にかけて、アメリカ合衆国の三大工科大学の一つであるジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology(GA Tech))にて、持続可能な道路維持管理に関する研究を進めてきました。
アメリカ合衆国では、1970年代から老朽化した道路インフラの点検診断等に活用するための情報系技術の蓄積・活用が進められており、近年では、これらの蓄積データを基にAIや高度な画像解析による新しいアプローチを展開しています。

浅田助教は、これまで本学が所在する室蘭市と共同で、IoT/AI型道路点検による舗装劣化データベースの構築などを進めており、派遣期間中は自身の研究を進めるほか、ゼミや講義、国際会議等に積極的に参加し、国際共同研究プロジェクトや新たな研究テーマの可能性を創出しました。
このうち、特にAIを活用した交通サービスのインフラ化に関しては、東京オリンピック開催を来年に控える我が国にとって喫緊の課題です。
また、当該研究テーマは2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)のうち、都市・インフラの強靭(レジリエント)化に貢献できることから、世界的にも注目されている研究テーマです。

報告の様子
現地での様子 ※シェア電動スクーターに乗る浅田助教