VISION
EVIDENCE BASED
POLICY MAKING
MISSION 01
地域に貢献できる
理工系人材の育成
MISSION 02
確かな
「世界水準」の研究力
MISSION 03
北海道を世界水準の
価値創造空間へ
これからの時代の科学技術者には、自身の専門分野を超えた理工学専門分野全般の知識と、更には、数理・データサイエンス・AIの素養を持つ人材が求められます。私たちは、伝統ある理工学専門分野のカリキュラムに加えて、文部科学省による数理・AI・データサイエンスプログラムの認定を受けた情報教育を体系的に行うことや、大学院の全ての専攻で専門と情報を両輪とした教育を行うことによって、社会から求められている「専門×情報」人材を輩出していきます。
2024年4月、大学院博士前期課程に共創情報学コースを新設しました。このコースでは幅広い専門分野から優秀な学生を選抜し、元々の専門分野に加え、情報科学の専門科目、企業・他大学と連携したPBL科目を提供し、幅広い専門分野と情報科学を両輪として社会課題解決に資する高度情報専門人材を育成します。また、2019年度から「学士修士一貫教育プログラム」を導入し、学部の早期からの研究マインドの育成に努めてきました。今後も大学院の魅力を伝える取り組み、特に研究マインドを養う取り組みを積極的に行い、大学院博士前期課程への進学率を50%にします。
室蘭工業大学は2021年度から次世代研究者挑戦的研究プログラムに採択されています。このプログラムにおいては、博士後期課程の優秀な学生を選抜し、修業年限中に生活費相当額および研究費を支給するとともに、優秀な学生の研究・自己研鑽を支える経済支援および多様なキャリアパス形成支援を行います。
室蘭工業大学の強みは、航空宇宙機、希土類材料、コンピュータ科学、農工連携分野に代表されます。それぞれ、外部資金の獲得、国際的な共同研究、世界水準の研究実績、地域共創型の研究実績を上げています。私たちはさらなる強みとなる研究を育て、北海道をフィールドに室蘭工業大学の強みの研究を輝かせていきます。
2023年度にコンピュータ科学センターが発足しました。この組織を含めた本学の各研究センターを、実績のある研究者等で構成して確かな研究力を担保し、ここに優秀な博士課程学生を受け入れて指導し、国際的に有名な研究者等を招へい・コミュニケーションを高めることで、世界水準の教育・研究コミュニティを形成します。
室蘭工業大学は若手研究者に対して、海外派遣支援、新任教員スタートアップ経費制度、英語論文校閲支援、論文投稿支援等のサポート制度を導入してきました。今後も若手研究者を支援する仕組みを提供していきます。
2021年度より、「ゼロカーボンいぶり」、「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」に参加しています。室蘭工業大学の研究者たちの特徴を活かして「カーボンポジティブ」を目指した取り組みを実施し、北海道からカーボンニュートラルに貢献します。
「北海道MONOづくりビジョン2060」実現に向け、MONOづくりみらい共創機構を2023年4月に設立しました。社会との共創において、これからの社会の中核となる可能性を秘めた新興グループを開拓し、共創の場の構築、組織対組織の共創、新しい連携プラットフォームの構築を行い、エコシステムの構築を先導し、北海道を「世界水準の価値創造空間」にすることに貢献します。