研究ニュース

材料工学コース材料合成学研究室(平井研究室)の作品が富山県美術館開館記念展Part2「素材と対話するアートとデザイン」に出品されました

材料工学コース材料合成学研究室(平井研究室)で開発した素材を用いた、作品が富山県美術館開館記念展Part2「素材と対話するアートとデザイン」に出品されました。
ランタンの上下は木製、側面の6面が開発したウール樹脂(学生が発明者に加わり特許申請済み)です。ランタンの光源にはLEDランプを使っており、癒しの柔らかい光が演出されています。
このウール樹脂は、本学との共同研究先から提供された表面のキューティクルを除いたウールの織布とその織布に研究室で藍染を施したものが原料となっております。 藍染を施した織布を挟み込むように両面に二枚ずつ織布を重ね、この計5枚の織布に対し、霧吹きで水を吹き付けた後、プレスを用いて150℃に加熱しながら加圧するだけで鼈甲色の樹脂素地に藍で染めた部分が藍色の樹脂ができます。この挟み込んだ藍染を施した織布も樹脂化されています。  

ウール樹脂を用いたランタン

作成担当部局:総務広報課広報地域連携係