応用理化学系学科バイオシステムコースの参鍋 春花さん(学部4年 中野博人研究室)が、2017年10月26日から28日にかけて高知県の高知市にて行われた第47回複素環化学討論会において、学生優秀発表賞を受賞しました。また、優秀賞の中でも特に栄誉ある「Chemistry Letters賞」を受賞しました。
受賞した研究論文のタイトルは「β-Amino Alcohol Organocatalyst for Asymmetric Michael Addition of 1,3-Dicarbonyl Compounds with Nitroalkenes」であり、創薬に有用な鍵化合物であるキラルなマイケル付加体を良好な化学収率および優れた光学収率で得ることに成功しました。開発した本触媒を用いる不斉マイケル反応を使用することにより、今後、様々な新しい医薬品候補化合物が創製できると期待されます。