研究ニュース

Wuyunzhaola Borjiginさん(博士後期課程2年)がIEEE VTS Tokyo Chapter 2017 Student Paper Awardを受賞しました

工学専攻先端情報電子工学コースのWuyunzhaola Borjiginさん(博士後期課程2年 董研究室)が、IEEE VTS Tokyo Chapter 2017 Student Paper Awardを受賞しました。

昨年度の同賞には工学専攻先端情報電子工学コースのChaofeng Zhangさん(博士後期課程2年 董研究室)が受賞しており、本学学生が2年連続の受賞となりました。

<発表内容(研究内容)>

クラウドユーザの増加に伴い、データセンターで処理される仕事量は劇的に増加している。データセンターで処理される仕事の単位をジョブと呼び、ジョブの処理時間短縮は重要課題の一つである。ジョブは複数のプロセスからなり、プロセスの流れであるコフローを組み合わせることでジョブが処理されているが、既存のジョブスケジューリング手法では、ジョブの処理時間とコフローの依存関係を考慮していない。本研究では、この依存関係を考慮してジョブをスケジューリングするMTFスケジューラーを開発し、既存手法と比較してデータセンター全体のジョブ処理時間を最小化することに成功した。

表彰式の参加者