室蘭工業大学と大阪府立大学が共同開発した超小型衛星「ひろがり」を載せた民間ロケットが、2021年2月21日午前2時36分に米バージニア州のNASAワロップス飛行施設から打ち上げられ、約10分後に「ひろがり」を載せた補給船が切り離されて打上げが成功しました。
打上げを見守った大学院修士2年の林夏澄さん、修士2年の三好賢彦さん、修士1年の長飛洋さん、アン・イ・ヨンさん、工学部4年の佐藤伸成さんは「スタートラインに立てて良かった」「支えていただいた皆さんに感謝の気持ちを伝えたい」「やらなきゃならないことが残っている」「胸がシーンとしました」など、それぞれの思いを口にしました。
航空宇宙機システム研究センター長の内海教授は「コロナ禍のなかで苦労してつくった衛星が、ようやく宇宙に届いた。学生の思いをかなえることができて嬉しい」と語りました。
「ひろがり」はこの後、国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれ、宇宙での太陽光発電などを目指して約4か月間の実証実験が始まります。