博士前期課程の「土木環境系特論」(担当:中津川誠教授)の授業では、地元室蘭市を流れる
知利別川(ちりべつがわ)の整備を題材にアクティブラーニングを実施しています。
授業の目的は、今後河川整備を予定している区間を対象に、よりよい環境や活気のあるまち
づくりを川を通してどうやって実現するか、地域の担い手でもある学生にも提案してもらおう
というものです。
授業は、①河川を管理する北海道・室蘭建設管理部の案内のもと現地見学を行い(5/29)、
②ブレーンストーミング方式で班別にアイデアを出し合い(6/12)、③議論をPPTにまとめて
班別発表する(6/19)という流れで行いました。議論や発表は5名のメンバーからなる班に分け、
アイデアを競わせる方向で進めたため、自発的、積極的に意見を言う学生が多くみられました。
提案内容は、若者らしい発想でユニークなものもありました。
また、実務を担う河川管理者、建築学の先生、地元の河川愛護に係るNPOの方にも聴講して
いただき、冷静なご意見をいただきました。
授業の様子は、地元の新聞に大学の地域貢献の話題として取り上げられました。
本学は、このような授業を通じて多様な考え方を発想し、それを吸収し、他者に説明できる
ような社会に貢献する質の高い人材育成を進めてまいります。
現地見学の様子(2019年5月29日)
ブレーンストーミングの議論の様子(2019年6月12日)
発表の様子(2019年6月19日)