活躍する先輩たちの声

室蘭工業大学を卒業したOB・OGにインタビュー。
卒業生した先輩方が、どのように日々活躍しているのかをご紹介します。

夢がかなった!航空機をつくる仕事

川崎重工業株式会社 渡邉義昭さん
2016年 生産システム工学系専攻 航空宇宙総合工学コース修了

ガスタービンやジェットエンジンの生産技術業務(製造工程設計/維持・管理 新規技術開発)をしています。
生産技術は「早く・安く・安全」で「高品質」な「ものづくり」の方法(技術)を考える仕事です。
特に、私が担当するジェットエンジンやガスタービン部品は、厳しい品質要求が求められ困難な課題も多いですが、やりがいがあります。
ものづくりの現場には、新たな発見や難しさが沢山あります。それらを自分の目で確認し、調査分析や試行錯誤しながら、良い方法を生み出したり、改善する点が面白いです。
子供の頃からものづくりが好きで、中でも航空機について学びたいと思っていました。室工大に「無人超音速実証機の開発プロジェクト」があることを知り、実践的な勉強ができると思い進学しました。
大学では、仲間と協働して一つのものを作る面白さや大変さを学びました。週末には、サークル仲間とバイクツーリングに行ったり、北海道を満喫しました。
室工大は各学科に就職担当窓口があり、履歴書の添削などの充実した指導を受けられます。就職先も、学生の意思を尊重したアドバイスが受けられました。
また、第一線で活躍されている先生が多く、企業や研究機関との共同研究など、高度で実践的な研究活動もできます。

室工大ブランドは強い

エア・ウォーター北海道株式会社 山本欣由さん
2002年 応用化学科卒業

国内大手の産業ガスを扱う会社で、民間や医療機関向けの営業をしています。
営業職ですので大学での学びが直接的には関係していませんが、お客様への製品説明の時などは、室工大で学んだ化学の知識が活きていると感じます。
他にも、業務には必要な資格がたくさんありますが、その取得時には大学で学んだ知識が活きていると感じます。
大学時代は特に「化学」を学びました。化学は色々な物事の基本です。化学の知識があることで、身の回りで起こっている様々な現象が、ある程度は理解することができるというのが好きでした。
また、ゴルフ部にも所属していて、当時からのゴルフ部の仲間との繋がりは強く、今も続いています。
社会人になってから感じるのは、特に北海道内での「室工大とブランド」の強さです。
多くの方に「室工大出身なら、知識がある」というイメージを持っていただいていて、特に年配の方からの信頼が強いです。

学生と先生の近さが魅力の室工大

北海道曹達株式会社 田中博幸さん
2013年 応用理化学系学科 バイオシステムコース卒業

原料から製品までを一貫生産する「基礎化学品メーカー」で、工場で使う機器の最適な運転方法を考えたり、故障時の対応、現場の作業性を向上するための提案をする業務をしています。
私は、子供の頃から理科の実験や算数が好きで、将来は研究者になりたいと思っていました。
室工大は各学科の教育目標が明確にされていて、入学してすぐに自分の好きな分野を学べる点に魅力を感じて入学しました。
大学では「アルツハイマー病に効力のある成分をスパイスから抽出する」研究をしていました。
研究を通して、知識だけでなく、結果のまとめ方や、プレゼンでの伝え方など、社会に出てからも役立つスキルがたくさん身についたと思います。
室工大の良いところは、学生と先生の距離感が近いことで、先生方はいつも親身に接してくれました。就職活動では、大学のフォローアップが大変心強かったです。
今はまだ現場に異動して2年目なので日々勉強ですが、今後はもっと現場を学んで、将来的には自ら設計した設備を導入して稼働できるようになりたいと考えています。